こんにちは、沖縄のホームページ・WEBサイト制作チームNpnpです。早速ですが今日はよく聞かれる質問「ホームページを作る時は、パソコン向けにした方がいいの?スマホ向けにした方がいいの?」について書きたいと思います。

上記の画像は総務省の発表しているインターネット利用率の推移グラフですが、2018年時点でのインターネット利用率(個人)は約80%となっており、端末別のインターネット利用率は「スマートフォン」が約60%となり、パソコンの約48%を上回っています。

先日もとあるクライアントとホームページのリニューアル制作の打ち合わせをしている際に話題になりました。以下がそのやり取りです。

クライアント「当社は貸し会議室を運営しています。とりあえずスマホ向けのページを作りたいのですが、どうですか?」

「お客様の声や具体的なアクセス解析のデータがありますか?」

クライアント「そういったデータは見たことが無いですが、何となく感覚的にスマホの方が多い気がしていました。」

なんとなくそうだと思った。

こういった話はよくあります。WEBメディアやECサイト等の運用経験があれば、ホームページの方針やページごとのデザイン等について、Googleアナリティクスなどのアクセス解析情報をもとに判断をして決めていく事は当たり前ですが、その経験がなければ、なんとなくで決めていってしまいます。

皆さんも感覚的に感じているかもしれませんが、インターネットの世界に突入する端末はパソコンよりもスマートフォンの方が多く身近な端末となっています。※但しこれは全体の平均なので世代によって異なります。

インターネット利用端末の種類についてはパソコンよりもスマートフォンのほうが多いのが現在の社会です。ここまで読むと、「じゃあ、ホームページはスマートフォン向けのデザインで作るべきだよね!」と感じると思いますが、それもまた違います。

結論から言いますが、ホームページのデザインはスマートフォン向けの方がいいわけではありません。全体でみればスマートフォンでホームページを見る人の方が多くなっていますが、業種・業態・店舗内容・書いている内容などに応じて、そのページにたどり着いた方が使っている端末には違いが出ます。

インターネットに触れている端末はスマートフォンが多くても、ジャンルやカテゴリを絞っていくとパソコンで見ている人の方が多いモノも存在するというわけです。

ホームページデザインはアクセス解析が必要不可欠。

上記の画像は、Npnpの手掛けているWEBサイト / ホームページの一つですが、ホームページのトップページのアクセス解析情報をみると、モバイル(スマートフォン)で閲覧している人が約60%、パソコンで閲覧している人が約39%、タブレットで閲覧している人が約1%でした。

トップページに関しては、パソコンよりもスマートフォンで辿り着いている人が多いという結果が出ています。

次に商品・サービスの概要ページです。

商品・サービスの概要ページのアクセス解析結果を見てみると、こちらも約57%がスマートフォンで、パソコンは約41%でした。

トップページも商品・サービスの概要ページのどちらもスマートフォンで閲覧している人の方が多くなっています。

冒頭で紹介した総務省のデータでも、端末別のインターネット利用率は「スマートフォン」が約60%となり、パソコンの約48%を上回っています。となっていたので、概ね同じ結果になっています。

トップページと商品・サービスの概要ページのアクセス解析情報を見るとパソコンよりもスマートフォンで閲覧をしている人が多い。という結果が得られました。トップページや商品・サービスの概要ページ等は、Wordpress的にいうと固定ページといわれるもので、頻繁に更新をするページではありません。

次は、固定ページではなく、投稿ページのアクセス解析結果を見てみます。

超ざっくりと書きますが、固定ページは会社やサービスの自己紹介の役割を果たすので、一度作ったら更新頻度は少なくなるページです。対して投稿ページはいわゆるブログページです。情報を求めている見込みのお客様に対して発信をし続けていくページです。

固定ページ=会社概要、商品・サービスの紹介、お問い合わせ等です。

投稿ページ=定期的に更新する新しい情報。いわゆるブログです。

それでは、実際に投稿ページのとある記事のアクセス解析を見てみます。

パソコンからの閲覧が約77%で、スマホからの閲覧が約17%となっています。

今回紹介したホームページでは、トップページや商品紹介ページについてはスマートフォンでの閲覧が多くても、お客様向けのコンテンツページ(ブログ)についてはパソコンでの表示が多くなっています。

あまり更新をしない固定ページについては、スマートフォン向けに最適化をしつつ、日々更新するページについては、パソコンでの閲覧を意識して更新をした方が良いという結果になります。

長くなってしまいましたので、まとめです。

基本的にはどの端末で閲覧をしても混乱がないようにホームページは作ります。スマートフォンで見ても、パソコンで見ても大きく変化が無いように作るべきです。これをレスポンシブデザインといいます。

新しくホームページを立ち上げる際には、事例がないので、まずはスマホでもパソコンでも、どちらで閲覧をしても大丈夫なように作ります。

ホームページ運用をスタートして、サイト内にコンテンツを増やし続けていく事で、実際にはどういった人が、どのような端末でホームページを閲覧しているのかがわかるようになります。運営当初はスマホを優先しつつも、実際に運用をしてみるとパソコンからの閲覧が多かった!という場合はありますし、その逆もあります。基本的にはスマートフォンでの閲覧が多くなりますが、場合によってはパソコンからの閲覧が圧倒的に多くなる場合もあるのです。

ホームページ運用後のアクセス解析結果によって、閲覧者にとってよりよいデザインに変更し続けていく事によって、WEBサイトはスクスクと育っていき、問い合わせ数等の実績も伸びます。

必ずしもスマートフォンだけを優先したデザインにすべきではない場合もありますし、その逆もあります。ホームページ運用をする際に大切なことは、しっかりとアクセス解析をしながら運用をしていく事です。Npnpでは、お客様にとって最適なホームページ運用をご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。